スワップ金利は、FX(外国為替証拠金取引)における利益取得のひとつです。金利の高い通貨を購入すると、何もしなくても毎日スワップ金利が発生します。
FXとは、業者に預けた証拠金を担保に外貨投資をする投資方法で、株の信用取引と似たような方法です。
国家間の為替レートの変動を利用して、通貨を安く買い高く売ったり、スワップポイントという金利などに基づいて2国間の通貨の取引で利益を得ます。外貨預金よりも手数料が安く、平日は24時間ほぼいつでも取引ができます。
また、金利の低い国の通貨を払って金利の高い国の通貨を買うと、わずかですが金利差が生じます。これがスワップポイントとして利益になります。
日本円を売って外国通貨を買う時、日本の金利が低いので今はプラスのスワップポイントになり、少しずつの利益になります。ただし逆に、売りを行うとマイナスの金利が発生します。
例えばFXで最も一般的なアメリカドルを買うとします。日本の金利よりアメリカの金利の方が高いので、スワップポイントはプラスとなって毎日少しずつ利益が出るのです。このスワップポイントを上手に活用すると、売買を重ねずとも持っているだけで毎日の利益になります。
スワップポイント自体は為替変動リスクとは無縁なので、金利が大きく変わらない限りはコツコツと着実な利益が見込めます。FXでのスワップ金利による利益獲得は、相場が読めなくても外貨を持っていさえすれば年利15%〜25%は見込めます。運用利益を高めながら、危険度の低い投資ができるのです。
FXで売買できる通貨は多岐に渡りますが、スワップ狙いに向く通貨は何でしょう。
FXで取り引きされる外貨はドル、ポンド、ユーロ、オーストラリアドル(豪ドル)、ニュージーランドドル(NZドル)辺りが比較的メジャーです。香港ドルやシンガポールドル、カナダドルなども扱われています。
金利の高い国の通貨を買えば高いスワップポイントが得られますので、スワップ狙いの人がチェックすべきは高金利通貨です。金利の高い通貨なのは豪ドルやニュージーランドドルなどです。
ただし、このような通貨は変動幅が大きいというリスクがあります。全体の取引量が多くないためです。そして、このような通貨は市場の情報が少ないので情報が思うように入りません。ある日突然の大変動に見舞われることのないよう注意が必要です。
FX初心者にお勧めの通貨は米ドルです。米ドルは世界の基軸通貨で世界の通貨に与える影響も大きく、政治や経済の情報も入手しやすいです。スワップポイントはといえば、高金利というほどではありませんがある程度は入ります。
スワップ金利を狙いつつ、かつ安全に運用するには、金利がそこそこ高い米ドル、ユーロ、ポンド辺りがよいでしょう。少し慣れてきたら、アメリカドルだけでなく他の国の通貨のことも調べて買うようにします。一国の外貨だけを持っていると、その国の通貨が急落した時に大きなリスクを背負うことになります。
低金利通貨を売って高金利通貨を買うことが、スワップ金利を手に入れる基本です。国の金利が変わらない限り、スワップポイントに大きな変化ありません。金利差によって発生するのがスワップポイントだからです。
2国間の金利差に基づいている以上、この先日本の金利が上がれば金利差が小さくなり、スワップポイントもそれに伴って小さくなります。スワップポイントを利用して一定の年利を計算していても、突然の金利の引き上げなどで日本と他国間の金利差が変われば、そこで先々の計画が変わってしまいます。
また、高金利通貨でさえあればそれでいいのかというと、そううまくはいきません。FXではスワップ金利の高さと引き替えにリスクが発生することになります。
インフレ率の高さが高金利の源である場合や、カントリーリスクの高い国が通貨の流入を目指している場合もあります。インフレでお金の価値が下がってしまうと、FXでは為替差損の方が大きくなりすぎる危険があります。また、高金利通貨は取引額が少ない場合が多いので変動率が大きいことがあります。
スワップでの利益を目的とするなら、為替の変動が少ない安定しているところを探します。
FXにおいて、確かに外貨を保有してさえいれば何もしなくても毎日スワップポイントは入りますが、やはり最低限のリスク管理はしておきましょう。
また、スワップでお金を得るのは何のためなのか、まとまったお金がほしいのか、資産運用代わりなのかはきちんと考えてきましょう。